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子どもたちのひきこもりにも医療が必要

精神科・心療内科に相談に訪れる患者数は、増えています。それは社会人のうつ病、高齢者の認知症のみならず、ひきこもりとなる子どもも対象です。ひきこもりはストレスが大きくなり、自分の力ではどうすることもできなくなった時に、部屋から一歩も出れなくなる状態です。その時期、症状に合った対策を医師が行ってくれます。混乱期もあれば、安定期もあり、子どもらには躊躇う時期もあります。最終的には、安定ではなく動き出すことで、治療が終わるようです。暴力に繋がることもあるので、周りは見守りましょう。医師は、心地良く聞こえる言葉、声掛けを熟知しています。薬物療法で治すには躊躇いたい年代の子どもたち、刺激に敏感だからこそ周りは距離を取り、医師を信頼しましょう。部屋以外の居場所を作ってあげることも動き出すために必要、本人ができたことを評価して、自信が持てるまでに導いてくれます。もちろん、共有しながら回復を図ることも一利ありますが、その居心地に慣れてしまう懸念もあり、これから社会に出て行く子どもらには、戻らないための医療人の知識、実績がカギを握っています。

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